先日はFX投資のリスクについて触れました。
FXは、投資の中でも特に高リスク・高リターンの分野と言われており、自己のリスク許容度や投資知識・経験を踏まえた上で取り組むことが必要です。
今日は、FX投資の手法として、「裁量取引」と「自動売買」についてご紹介します。
裁量取引
「裁量取引」は、トレーダーが自ら判断して行う取引です。テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を行うことで精度の高い取引が可能です。
一方で、トレーダーの経験やスキルが大きく影響するため、初心者には難しいというデメリットもあります。
- トレードプランの策定
裁量取引を行う場合、取引プランを策定しておくことが重要です。トレードプランには、トレードスタイルやエントリーポイント、エグジットポイント、リスクマネジメント、利益確定の方法などが含まれます。トレードプランを策定することで、トレードの目的を明確にし、トレードに対するアプローチを統一することができます。 - リスクマネジメント
裁量取引は、市場の動向を予測して取引を行うため、リスクが高くなります。そのため、リスクマネジメントが非常に重要です。リスクを最小限に抑えるためには、ポジションサイズを適切に設定し、損失を許容範囲内に抑えるストップロスを設定することが必要です。 - 感情コントロール
市場の動向が急激に変化する場合、初心者のトレーダーは感情に流されてしまうことがあります。そのため、トレーダーは感情をコントロールし、冷静に市場を分析することが大切です。また、トレードにおいては、損切りや利確のタイミングを誤ることがあるため、トレードを行う前には十分な準備を行うことが必要です。 - 勉強とトレーニング
裁量取引においては、市場の動向を予測するための技術や知識が必要です。初心者のトレーダーは、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析などのトレードに必要な知識を学び、市場の変化に対応するためのトレーニングを行うことが必要です。
自動売買
「自動売買」は裁量取引と異なり、あらかじめ設定したルールに基づいて、コンピューターが自動的に取引を行う方法です。
「みんなのシストレ」などのサービスを活用することで、投資のプロが設定したルールに基づいて投資を行うことができるため、初心者でも参加しやすいという特徴があります。
【メリット】
- 時間や労力をかけずに取引ができる
- 専門的な知識や分析が不要で、感情に左右されずに取引ができる
- 常に市場の動向を把握する必要がなく、時間的・精神的な負担が少ない
【デメリット】
- ルール設定が間違っていると、損失を出してしまう可能性がある
- 常に市場状況を監視し、ルールの見直しを随時行う必要がある
- 相場の急変時には対応が間に合わず、大きな損失を被る可能性がある
さいごに
結局のところ、投資手法の選択は、それぞれのトレーダーのリスク許容度や投資知識・経験によって異なります。適切な手法を選択し、慎重に投資に取り組むことが重要です。
FXでは、実際の資金を必要としないデモトレードのサービスも提供されています。
事前に勉強・トレーニングを積んだうえで、投資に臨むのが好ましいと考えます。
コメント