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FXは危険なのか

はじめに

先日、現役中学校教師が強盗殺人容疑で逮捕されるというセンセーショナルな事件が報じられました。この事件で、逮捕された教師がFXによる借金を抱えていたと報じられました。

東京 江戸川区の住宅で住人の60代の男性を刃物で殺害したとして、近くの中学校の教諭が殺人の疑いで逮捕された事件で、教諭が、FX投資などで数百万円の借金を抱えていたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。

殺人疑いで逮捕の中学校教諭 FX投資などで数百万円の借金か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230511/k10014063231000.html

多くの人々が、「FXは危険」という認識を持っているかもしれません。今回は、FXが何であるか、危険性とは何かについて解説したいと思います。

FXとは

FXは、外国為替証拠金取引を意味する略語です。為替相場の変動によって利益を得ることを目的とした金融商品取引の一種であり、日本語では「外国為替証拠金取引」と呼ばれますが、一般的には「FX(Foreign eXchange)」と略されています。

為替とは、ある国の通貨を別の国の通貨に交換することを意味します。為替は、通常、外国為替市場で行われ、通貨の需要と供給によって決定されます。為替取引は、ビジネス取引、旅行、投資、リスクヘッジなどの理由で行われます。

為替レートは、1通貨あたりの別の通貨の数量で表される、通貨を交換する際の価格です。たとえば、米ドルと日本円の為替レートが1ドル=100円の場合、1ドルを日本円に交換すると100円が得られます。この為替レートは、各国の経済状況や政治情勢、金利など、さまざまな要因によって常に変動しています。

レバレッジ

FXは24時間取引が可能であり、少額の資金で大きな利益を狙うことができます。その理由は、レバレッジと呼ばれる仕組みを利用することができるからです。レバレッジは、預けた証拠金の何倍もの金額を取引できる仕組みであり、例えば、10万円の証拠金でレバレッジを10倍に設定した場合、100万円分の取引が可能となります。

FX取引では、為替レートの変動によって利益を得ることができます。
例えば、1米ドルが100円のときに100米ドルを買い、その後、為替レートが1米ドルあたり110円に上昇した場合、100米ドルを11,000円で売却することができます。これにより、1,000円の利益を得ることができます。
しかし、FX取引には、為替レートの変動によって損失を出す可能性もあります。例えば、1米ドルが100円のときに100米ドルを買ったとしますが、その後為替レートが1米ドルあたり90円に下落した場合、100米ドルを9,000円で売却することになり、1,000円の損失を出すことになります。

ただし、レバレッジによってリスクが高まることがあります。日本国内でFX取引が可能な業者では、レバレッジは1倍~25倍までが一般的です。しかし、海外のFX業者では、何百倍、何千倍といったレバレッジをかけることが可能です。この場合、損失を支払いきれないといったことも出てきます。

なお、レバレッジという仕組みはFXだけでなく、先物取引でも採用されています。金やプラチナ、原油、小麦などが例として挙げられます。

ロスカット

「ロスカット」という仕組みについても簡単に触れます。レバレッジ取引において損失が一定額以上にならないように自動で決済される仕組みです。損失が膨らみすぎることを防ぎ、投資家が大きな損失を被ることを防ぐことができます。
具体的には、ロスカットの設定額は取引業者によって異なりますが、一般的には証拠金の一定割合を下回った場合や、設定された損失額に達した場合に自動的に決済される仕組みが採用されています。例えば、証拠金の10%を下回った場合に決済されるロスカットを設定している場合、口座内の証拠金がその割合を下回った瞬間に自動的に決済が行われます。
ただし、政治的・経済的な出来事や自然災害によって、相場が急激に変動することもあります。急激な変動時には、設定額以上の損失が発生することもあります。このような場合には、ロスカットの設定額をより厳格にすることでリスクを抑えることができます。また、ロスカットを利用する際には、必ず取引業者のルールや注意事項を確認し、ロスカットの仕組みを理解しておくことが重要です。

さいごに

FXについて少しご理解いただけたでしょうか。
投資家がリスクを減らすためには、十分な知識や経験を持っていることが重要です。また、自分自身がどの程度のリスクを許容できるかを把握し、適切な投資を行うことが大切です。

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